■MQTTとは
MQTT(Message Queue Telemetry Transport)は、発行/購読型のメッセージ処理を実現するための軽量なプロトコルとして設計されています。
メッセージのサブスクライバー(購読者)は、メッセージのパブリッシャー(発行元)が提供する MQTT トピックをあらかじめ講読しておきます。MQTT トピックに何か変化があると、サブスクライバーは PUBLISH コマンドを受け取ってそれを知ることができます。
ネットワークが不安定な場所や、性能が低いデバイスでも動くように軽量化されているのが特徴で、TCP/IP ネットワークをベースに作られています。
■HTTPとMQTTの比較
| HTTP | MQTT | |
| 同期/非同期 | 同期 | 非同期 |
|---|---|---|
| 送受信対象 | 1対1 | 多対多 |
| データ量 | 大きい(重い) | 小さい(軽い) |
| 通信が不安定 | ×(送受信不可) | ○(再送受信可能) |
・シンプル
・軽量
・省エネ
■MQTTバージョン
メインバージョンはMQTT3.1.1とMQTT5の二つがあります。
MQTT3.1.1は2014年10月発行
MQTT5は2019年3月発行
■MQTTトピック
MQTT プロトコルでは、メッセージの講読や発行の対象として MQTT トピックを使用します。
プロトコル上、MQTT トピックはパブリッシャーに複数存在し、それらは階層を持ったトピック名として表現されます。サブスクライバーは MQTT のトピック名を指定してそのトピックを講読したり、メッセージを発行したりできます。
使用例
MQTTプロトコルはIoTの重要なプロトコルですが、後続でMQTTサーバーの構築とスマートフォンAPPサンプルはまた紹介します。


0 件のコメント:
コメントを投稿